学校ブログ
令和4年度がスタートしました!
4月6日(水)に、転入生1名、転入職員2名を迎えて、着任式と1学期始業式を行いました。児童4名、生徒4名の話を聞く態度は大変立派であり、新年度への意気込みが伝わってきました。小規模校ならではの恵まれた環境の中で、一人一人が健やかに成長してほしいと願っています。
令和3年度の教育活動を終了いたしました。
先日3月13日に卒業証書授与式を終え、中学生1名が本校を巣立っていきました。コロナ感染症対策のため、在校生・教職員・卒業性保護者のみでしたが、温かな雰囲気の中での卒業式となりました。特に、卒業生の答辞には、増幌小中学校で過ごした思い出がたくさんつづられており、「まだ、この学校にいたい。」という言葉を涙ながらに読み上げ、会場の参加者の涙を誘っていました。
卒業生は一人でしたが、これまで経験してきた卒業式と何も変わらず、逆に一人だからこそ全員が卒業生と深い繋がりがあり、たくさんの思い出があり、全員が卒業生に対する感謝の思いがこみ上げてくる、とても絆の深い式となったことをご報告いたします。
そして、3月22日に修了式を迎えました。児童数が多い学校は、修了証書を学級代表に渡すのですが、小規模校なので、一人一人全員に手渡しました。みんな一年前と比べると格段に心も体も成長しており、真剣な眼差しで証書を受け取る姿に、頼もしさを感じました。
修了式の挨拶の中では、「行動」をすることについて話しました。今年度の成長を土台に、自分が思ったことややってみたいことを実現させることが大事であること。そのためには、日常生活の中で、疑問に思ったことや自分の考えを先生や友達に、どんどん伝えること。コミュニケーションをとって、仲間の意見を取り入れていくことも「行動」の一つであることを話しました。令和4年度は、8人で協力してもっともっと増幌小中学校を盛り上げてほしいと思います。
令和3年度の教育活動が無事に終了できましたことをご報告申し上げ、これまでのご支援、ご協力に感謝いたします。
稚内市複式研究大会(増幌小学校会場)を実施しました。
11月29日(月)に稚内市複式研究大会を増幌小学校で行いました。小学2・3年生複式の算数授業を計画していました。2年生は、「1000より大きい数をしらべよう(4けたの数)」3年生は「数の表し方やしくみを調べよう(小数)」の単元です。コロナ感染症予防の観点から、市内複式会員の方に限定し7名の方にご参加いただきました。助言者として北海道教育庁宗谷教育局義務教育指導班主査 木野下 尚大様にご来校いただき、ご指導いただきました。
当日の朝、1名しかいない2年生児童保護者から病欠の連絡があり、3年生単式授業になりましたが、予定通り研究大会を開催することにしました。参加者、本校教職員あわせて15名に見守られながら、3年生1名が課題解決のために頑張る姿に成長を感じる1時間でした。
単元計画の2時間目「水を1Lますではかったときの1Lより少ないかさの表し方を考える」授業でした。すんなりと「1L3dLは1.3L」と予想を立てることができたので、自分の考えを説明することが本時の課題となりました。自分の考えをノートにまとめ、クロムブックの中にいる架空の友達の意見と比較していきました。水(具体物)やLますのプリントなどを使い、1dLが0.1Lと同じであることや0.1Lが10個で1Lになることなどをまとめていきました。
たくさんの先生方に囲まれ、緊張しながらも最後まで集中して取り組んだことに拍手をおくりたいと思います。授業後の研究協議の中では、「児童のがんばり」「担任の教材準備」「ICT活用の充実」など、たくさんの成果について褒めていただきました。また、課題の立て方については、賛否のご意見やご指摘をいただきましたので、これからの校内研や授業改善に生かしていきたいと思います。2年ぶりに複式研究大会を開催することができ、実際に授業を参観し研究協議まで参加いただいたことが、今回の大きな財産となりました。オンラインでも研究大会を開催することはできるのですが、やはり参集して議論することの大切さを改めて感じた大会となりました。
これまで、本大会に関わりお力添えをいただいた皆様、当日ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
第40回 文化祭 「9人以上の輝き!!」
10月24日(日)に第40回 文化祭を開催することができました。コロナ感染予防の対策のため、参観者を保護者と祖父母に限定し、開催時間も短縮しての開催でした。
全校児童・生徒9人で、劇・合唱・ソーランの練習に励んできました。「9人だからしょぼいじゃん」なんて言わせないという子供たちの強い思いが、当日の発表にしっかりと現れ、「9人以上の輝き!!」を見せました。
「開会の言葉」は小学低学年の二人が務め、各部門リーダーにインタビュー形式で「見どころ」を話してもらいました。
劇は、小学校が4人で、中学校が5人でそれぞれ演じましたので、一人一人の役割、特にセリフの数がいつもの倍以上になりました。最初は、セリフを覚えるだけでとても苦労していましたが、セリフを覚えてからは、よりよい劇になるようにと、どんどん自分たちで工夫をし、アドリブも飛び出すくらいにまで仕上がりました。本番ものびのびと楽しく演じる子ども達を見ていた祖父母からは、「今の子どもたちはすごいなあ。」「おれたちの子ども時代とは、まったく違う。」と感心していました。
小学校劇「if~もしも願いがかなうなら~」より
※ 劇中曲「世界のやくそく」
中学校劇「ハンバーガーショップの野望」は、ギャグコント劇。会場が笑い声でいっぱいになりました。
全校合唱も9人とは思えない声が出ていて、小学生の子供らしい声と中学生の大人っぽい声が、うまくハーモニーとなって披露することができました。「みんなが声を出す」という信頼感があるからこそ、一人一人が大きな声を出せるのです。練習以上の声とハーモニーでこれまでで一番の歌声でした。
全校ソーランも、9人の動きがぴったりときまり、ひとつの大きな塊のような踊りとなりました。コロナ感染予防のために大きな掛け声は出せませんでしたが、迫力のあるソーランになりました。小学2年生から中学3年生までが一緒に踊るのですから、揃えるのも大変だったと思います。リーダーを中心に工夫して練習を重ねここでも「9人以上の輝き」を見せた子ども達でした。
小さな学校だからこそ「一人一人が輝きをみせた文化祭」でした。
児童生徒会会長「お礼の言葉」より
稚内市教育研究大会 増幌中学校会場
9月27日(月)に稚内市教育研究大会授業公開をここ増幌中学校で開催いたしました。本来であれば昨年度の宗谷管内教育研究大会の会場校でしたが、コロナ感染症拡大により今年度に延期しておりました。しかしながら、感染症が収まらず今年度も管内大会は中止の決定となりました。
これまで校内で「主体的・対話的で深い学び」についての研修を深めてまいりましたので、せめて市内に限定しての授業公開に踏み切りました。今回は中学校2年生の理科の授業でしたので、市内中学校理科の先生に授業を参観していただき、研究協議の中でたくさんのご意見をいただきました。
今回の研究会の開催に当たり、助言者として北海道科学大学 全学共通教育学部教授 金澤 昭良 様にお願いをしました。授業前の指導案検討から熱心にご指導いただきました。当日も子どもたちの学びに向かう姿、授業者の指導への思いをくみ取っていただいたご助言に感銘を受けました。授業者はもちろん、一緒に研修を進めてきた教職員一同、これまでの成果を踏み台に、今回皆様にご指導いただいた課題を解決すべく全校一丸となって、さらに研修を深めて参ります。
11月29日(金)には、増幌小学校2・3年生の算数を稚内市複式教育研究大会として、授業を公開する予定です。