NEW 稚内市複式研究大会(増幌小学校会場)を実施しました。

 11月29日(月)に稚内市複式研究大会を増幌小学校で行いました。小学2・3年生複式の算数授業を計画していました。2年生は、「1000より大きい数をしらべよう(4けたの数)」3年生は「数の表し方やしくみを調べよう(小数)」の単元です。コロナ感染症予防の観点から、市内複式会員の方に限定し7名の方にご参加いただきました。助言者として北海道教育庁宗谷教育局義務教育指導班主査 木野下 尚大様にご来校いただき、ご指導いただきました。

 当日の朝、1名しかいない2年生児童保護者から病欠の連絡があり、3年生単式授業になりましたが、予定通り研究大会を開催することにしました。参加者、本校教職員あわせて15名に見守られながら、3年生1名が課題解決のために頑張る姿に成長を感じる1時間でした。

 単元計画の2時間目「水を1Lますではかったときの1Lより少ないかさの表し方を考える」授業でした。すんなりと「1L3dLは1.3L」と予想を立てることができたので、自分の考えを説明することが本時の課題となりました。自分の考えをノートにまとめ、クロムブックの中にいる架空の友達の意見と比較していきました。水(具体物)やLますのプリントなどを使い、1dLが0.1Lと同じであることや0.1Lが10個で1Lになることなどをまとめていきました。

 

 たくさんの先生方に囲まれ、緊張しながらも最後まで集中して取り組んだことに拍手をおくりたいと思います。授業後の研究協議の中では、「児童のがんばり」「担任の教材準備」「ICT活用の充実」など、たくさんの成果について褒めていただきました。また、課題の立て方については、賛否のご意見やご指摘をいただきましたので、これからの校内研や授業改善に生かしていきたいと思います。2年ぶりに複式研究大会を開催することができ、実際に授業を参観し研究協議まで参加いただいたことが、今回の大きな財産となりました。オンラインでも研究大会を開催することはできるのですが、やはり参集して議論することの大切さを改めて感じた大会となりました。

 これまで、本大会に関わりお力添えをいただいた皆様、当日ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。